ダビスタの馬には、「この時期以降にレースを使うとスピードと勝負根性が下降していく月」という物が設定されている。
これを「X月」と呼ぶ。
なお関東版のみ、レース出走に関係なく「X月」に到達するとスピードと勝負根性が下降していく。
X月は成長型とは別に、6種類存在する。
「この成長型だからX月は必ず○歳○月」と断定することはできず、馬によって違うケースが多い。
例えばX月が6歳3月の馬の場合、6歳2月4週にレースに出走した時は能力は落ちないが、6歳3月1週にレースに出走すると能力が落ち始める。
上にも書いたように「この成長型だからX月は必ず○歳○月」と断定することはできないので、X月の一覧だけ載せておいた。
成長型別のX月の傾向は、一覧表の下で解説。
ちなみに『ダビスタクロニクル』に載っているX月の表は、「レースに出走しても能力が落ちない最後の月」を載せているようである。そのためこの表とは1ヶ月ずれている。
| 関東版・全国版 | 2・3・96・98 | PS版・SS版 | |
|---|---|---|---|
| 0 | 4歳2月 | 4歳3月 | 4歳3月 |
| 1 | 4歳5月 | 4歳5月 | 4歳7月 |
| 2 | 5歳4月 | 5歳5月 | 5歳5月 |
| 3 | 6歳2月 | 6歳3月 | 6歳3月 |
| 4 | 6歳12月 | 7歳1月 | 7歳1月 |
| 5 | 7歳6月 | 7歳7月 | 7歳7月 |
X月以降にレースに出走させると、スピードと勝負根性が下がっていく。スタミナと気性は変化しない。
能力の落ち方は関東版・全国版では1ヶ月単位、ダビスタ2以降では2ヶ月単位で変わる。
ダビスタ2以降の場合、例えばX月直後の1週目にレースに使った場合と、X月の1ヵ月後の4週目にレースに使った場合では、どちらも衰え方は同じ。
さらに使えば使うほど能力が落ちるわけではなく、X月直後の1週目にレースに使った後、X月の1ヶ月後の4週目までは何回使っても能力は下がらなかった。
また、X月から経過した時間が長いほど、能力の落ち方が激しくなる。
ただしどれだけ衰えても、限界値の40%までしか下がらないようだ(96と98で調査。2や3でも同じと思われる)。一度に落ちる幅にも限界があり、SPだと1走につき24程度しか落ちない。
X月をちょっと過ぎた程度だと、芝・併せ・強め以上を数回やれば問題なく仕上げることが出来るが、かなり過ぎた後だと3ヶ月以内に仕上げることが出来ない。
特にX月が最も早いタイプ「0」の馬の場合、他のタイプと比べて能力の衰え方が激しいので要注意。2番目に早いタイプ「1」の馬と比べてもかなり差がある。
2・3・96では、3ヶ月以内に仕上げなくても気性はダウンしないので全く問題ない。入れ込みやすくなっていると言う説はあったが、ガセネタと思われる。96の一部の攻略本にはこのような記述があったが、PS版以降の攻略本などの記述を見ると誤りだったと判断できる。
しかし98・PS版・SS版では3ヶ月以内に仕上げないと気性の値が半分になってしまう。
主にSFC版調べ。出現確率をきちんと調べたわけではないので正確ではありません。
あくまでも大まかな傾向だと思ってください。
なお関東版・全国版の2作品では、超早熟型では無い馬からでも稀に「0」が出る事を確認。あまり見かけるものではないが、たまたま当たってしまったら不運だと思って諦めるしか。
「1」が多い。一番早いX月は「0」で、これも結構多い。
「2」もそこそこ出る。たまに「3」や「4」も出る。SFC版以前の作品から「5」は確認されていない。
X月が早い2タイプが多く出るので仕上げにくい。シャドーロール等の矯正もやりにくい。
特に「0」は最悪。他のタイプと比べて能力の衰え方が激しく、人気を上げ損なってしまいやすい。衰えが早いのでBC登録もさっさとしてしまいたい所だが、7月1週までにBC登録するとスピードがダウンしてしまう仕様にも要注意。
さらにダビスタ98だと、最後のレースから3ヶ月以上後にBC登録した場合に、気性の値が半分になってしまう仕様のため、どう頑張ってもシャドーロールで矯正した馬はベストのパスが取れない。スピードか気性か人気を犠牲にするか、シャドーロールの効果を諦めるしかない。参考：(BCの仕様など)
「2」が多く、「3」も割と出る。「1」や「4」も出る。
「5」は98だとまれに出るが、96以前の作品ではまだ確認されていない。持続型種牡馬以外の超早熟型から「4」が出ているので出てもおかしくはなさそうだが、もしかしたら出ないかも。
一番早いX月は「1」だが、たまに出る程度で大半はX月が「2」以降。
持続型種牡馬以外と比べるとはるかに仕上げやすい。
「2」がかなり多い。「3」や「1」も出る。
「4」もまれに出る。「5」は98だとまれに出るが、96以前の作品では確認されていない。
一番早いX月は「1」。これはたまに出る程度だが、特にシャドーロール馬を育てる時は要注意。オークスやダービー等に出走させてしまうと効果が消えてしまう。
「3」が多い。「2」、「4」も出る。
「5」もまれに出る。「1」以前は確認されていない。
X月が一番早くても「2」なので、かなり仕上げやすい。
これも「3」が多い。「4」、「2」も出る。「5」もたまに出る。
「1」以前は確認されていない。
「3」が多いが、「4」も割と多い。「5」も出る。
「2」以前は確認されていない。
「4」がかなり多い。「5」も出る。たまに「3」も出る。
「2」以前は確認されていない。
「5」が多く、「4」も多い。
「3」以前は確認されていない。
「(1)持続型種牡馬以外の超早熟型」よりもさらに早く、かなり仕上げにくい。
「0」がかなり多く、「1」になるとやや少ない。「2」までは見かけたが、それより後はまだ確認されていない。